このご時世、同居の家族以外との車の乗り合わせはしないに越した事はありません。しかしそうも言っていられない緊急事態は生じ得ます。
例えば災害避難時に交通手段を持たない高齢者のお隣さんを、まさか3密を理由に見捨てたりはできません。まぁそこまでの極端な事態では無いにしろ、咄嗟の時にびっくりするほど優先順位の判断を誤りがちなのが人間です。
そこで、お手軽にできるマイカー3密回避策を普段から準備しておき、咄嗟の特別な事情にも極力適切に対応できるよう備えてみました。
※ 誤解の無いよう繰り返しますが、今はやむを得ない事情が無い限りは、同居の家族以外との車の乗り合わせはしない方が良いと思います。またコロナ疑いの症状がある方の搬送には、救急車等きちんとした設備と人員のある車両を使用したほうが賢明と思われます。
その後、圧迫感のない車内パーティションを安価に自作しました。
ポップアップ式の便利なパーティションは通販で売られていたのですが、車のサイズに合うかがよくわからず、フリップダウンモニターへの干渉が予想されたので購入を見送りました。
そこで、車中泊用の間仕切りカーテンを購入してみました。これなら車中泊や車内での着替え時にも兼用で利用できますし、使わないときは小さく畳んで収納しておけます。
同様の製品はいろいろあるのですが、120cmと長めのものを購入しました。
設置は、ピラーの内張りに金具を引っ掛けるだけです。
そのままではカーテンの中央部がかなり垂れ下がって天井付近が大きく開いてしまうので、ヒモ中央部をフリップダウンモニターに引っ掛けました。
フリップダウンモニター下があいてしまうので、ホームセンターのテーブルクロスの計り売りコーナーで0.2mm厚90cm幅のビニールシートを40cmだけカットしてもらい、黒色仮止めテープでフリップダウンモニター裏に貼り付けました。200円前後でした。
こうすることで左折時の後方目視確認ができるようになり、後席同乗者とのコミュニケーションも取りやすくなりました。
90cmのビニールシートなので、ハイブリッドコンソールのバッテリー冷却給気口を塞ぐことも回避できました。
ピラーの上部付近、カーテンと壁との隙間が開いてしまいがちなので、黒色仮止めテープで留めてみました。黒色テープだとカーテンと同化して思ったより目立ちません。
フリップダウンモニターを下ろしているとルームミラーの後方視界が全て塞がれてしまうので、以前から気になっていたスマートルームミラーを購入・設置してみました。
同様の製品は沢山出ているのですが、youtube等のレビューを見るとPORMIDOの製品が画面輝度のチューニングが優秀なようです。
前後同時録画のGPS付きドライブレコーダーなのですが、電源監視機能付き降圧ケーブルを接続すれば、駐車中エンジンを切っていても防犯カメラとして撮影を継続してくれます。スーパーの駐車場で当て逃げされた苦い経験があるので、これは嬉しい機能です!
でもPORMIDO製の降圧ケーブルは売り切れて再販もしていないので、似たような製品を出している競合他社のケーブルを流用しています。Charger社製電源でも動作に全く問題はありませんでした。
ただしヒューズ端子の形状は平型でした。ウチの車両は低背ヒューズだったので、ケーブルの先端を切り落としてエーモンの低背ヒューズ電源ケーブルを繋ぐ必要がありました。
豪雪地帯に住んでいるので冬場のリアカメラ凍結の影響を考え、室内設置タイプのカメラをリアワイパー拭き取り範囲の最上部に貼り付けることにしました。スモークガラスですが、輝度補正で夜間もかなり明るく写ります。
配線の取り回しは天井内張り内を通しています。運転席・2列目・3列目の天井グリップを一旦取り外し、内張りの中にエーモンの配線ガイドを順番に差し込んでケーブルを通して行き、リアゲートの蛇腹内からリアゲート上部内張り内を通してリアガラスまでケーブルを通しています。
たまにカスタムショップのyoutubeハウツー動画で、アルファード・ヴェルファイア内張りのドア上隙間部分にケーブルを押し込んで済ませる簡単配線方法が紹介されていたりしますが、本来あの隙間は衝突時にカーテンエアバッグが飛び出すための隙間です。安全のためケーブルを詰めないようにしましょう。
人を乗せる前後には車内を消毒しましょう。
一時期に比べるとだいぶ値段も供給も落ち着いてきましたね。車内に是非一本常備しておきたいですね。
これから災害も増えるシーズンですが、皆で助け合って乗り切って行きましょう!
その後、圧迫感のない車内パーティションを安価に自作しました。