記録的猛暑の今夏、引っ越して8年間納戸にしまいっぱなしだったエアコンをいよいよ引っ張り出しました。
トコロが梱包を解いてみると猛烈な鳥小屋の臭い!
送風口から本体内部を覗いてみると、シロッコファンに凄まじいホコリとカビが付着しています。
既にエアコン取付業者は手配済で明日工事予定ですが、こんな状態のエアコンを運転したら間違いなく大惨事!今からクリーニングを業者依頼しても間に合わないので、この機会にエアコン内部をDIYで徹底的に分解洗浄してみることにしました。
機種は富士通ゼネラルのAS28NPE-W。2004年の製品です。
ググってみると、富士通ゼネラルの製品は他メーカーとくらべて格段に分解清掃が楽な構造をしているとのこと。
フロントカバーとフィルタを外して、正面の4つのビスを外します。
ルーバー下段中央部の軸を外して・・
ルーバーを曲げて左側の軸を抜きます。
右側の軸はギヤになっていますが、全開状態に回してから左へ引っ張れば抜けます。
次にルーバー上段も同様に作業していきますが、右側の軸は下段とは違って全閉状態にしなれけば抜けませんでした。
ルーバーを外したら、フロントカバーを引っ張れば抜けます。最初裏側上部のツメが引っかかってなかなか外れなかったのですが、全体をすこしづつずらしていく感じで抜けました。
グーグル先生によるとエアコン室内機は大きく分けて「電装ボックス」「熱交換器」「ドレンパン」の3つの部分からできているらしく、電装系を除いて水で丸洗いできる場合が多いとのこと。なかでも富士通ゼネラルの製品はこの3つの部分を分けるのがとても楽な設計なのだとか。
上の写真でいくと、右の黒色部分が電装系、上の金属部分が熱交換器、下のグレー部分がドレンパンと、なるほどわかりやすく色分けして作られています。てな訳で早速本体を3枚におろしてみます。
黒い電装ボックス上部の、熱交換器との接合ビスを外します。
温度センサーを保護する黒いプラスチックカバーが熱交換器の銅管に引っ掛けてあるので、手前に回して外します。これはちょっと悩んだ。。
熱交換器右下の緑のアース線と、ドレパンを止めているネジを外します。
このセンサーの外し方も悩みました。銅管にささっているステンレス片を上に引き抜いたらはずせました。
電装ボックス下の、吹き出し口の横にあるビスも外します。
これもなかなか見つけられなかった!本体左側の、熱交換器とドレンパンを繋ぐビス2本も外します。
リモコン受信機と運転ランプの付いた基盤も外します。基盤両端のツメをマイナスドライバーでこじって外しました。
これでまずは熱交換器を外せるようになりました!
そしてやっとシロッコファンとドレンパンが露出しました!
うへぇー!汚ねぇ!臭ぇ!
昔、市販のエアコンクリーナーを買ってきて熱交換器にスプレーしたことがあるのですが、その時に落ちた汚れは全部ここへ落ちてこびりついていたようです。
シロッコファンの右側のモーター前後に、電装ボックスとドレパンを繋ぐビスが2本あるので外します。
シロッコファンとモーター軸を繋ぐビスを外します。シロッコファンの左側を手前に引っ張るとゴムの軸受が取れるので、その後シロッコファンを左方向へ抜きます。
これで電装ボックスを完全に分離することが出来ました!!
水洗いの前にブラシと掃除機で大まかなホコリを取ります。
シロッコファンだけでこのホコリの量!
本当はその後、高圧スチーム洗浄したかったのですが、機械壊れてて動きませんでした。。
風呂場でざっと湯でゆすいだだけでこの黒さ!!
仕方がないので、たまたま風呂場にあった除菌防カビのバスマジックリンと、毛の細い洗車ブラシでガシガシ洗浄。本当は風呂桶にハイターでも張って浸け置きたかったのですが、時間が無く断念。。まぁ軸が錆びても困るしね。。
もちろんドレンパンも、外装パーツやルーバーもガシガシ丸洗い!
さすがに熱交換器はブラシでガシガシこすると冷却フィンが潰れてしまうので、市販のエアコンクリーナーを噴射してしばらく汚れを浮かせた後に高温のお湯ですすいでみました。
熱交換器はエアーブローで水分を飛ばし、他の部品と扇風機の前で乾かしました。
シロッコファンもドレンパンもスッキリピカピカ!臭いもありません!
乾いたら、ばらした時と逆の順序で組み上げて完了です。おつかれさまでした!
・・・とまぁ、取り付け工事に間に合うように必死に作業したのですがね。翌日来てくれた業者さん、壁が硬くて穴が開かずに後日工具を替えて出直すとのこと。待望のエアコン生活はもうしばらくおあずけです。トホホ。。
普段YouTubeで耳掘り動画を上げている家人が、ドロドロ→スッキリ工程がツボなので是非動画で欲しいとの仰せ。てなわけで今回は耳掘りチャンネルとのコラボで動画バージョンもお送りいたします。