新型コロナウイルスの影響で、クラウド会議アプリの「zoom」を利用したリモートワークが一気に普及し、zoom呑みやzoom帰省なんて言葉が聞かれる機会も増えてまいりました。
そんな中、zoom会議の招待メールが自分にだけ届かない!なんて事例も増えているようです。
そこで今回は、iPad利用者に多い「iCloudメールにzoomの招待が届かない!」という事例の対処法ついてのお話です。
結論から言ってしまうと、iCloudメールサーバーの迷惑メール判定が厳しすぎる事が原因となっているようです。
原因切り分けのためiCloudメール宛にテストメールを送ってみたところ、本文中にURL文字列を含まないメールは問題なく受信されました。
ところが!
URLを含むメールは、URL文字列の内容によっては迷惑メールフォルダに振り分けられることもなく自動削除されてしまいました。(削除されない場合もあるようです。)随分とまた乱暴な仕様ですね…。
迷惑メール判定がもうちょっと賢いGmailで招待を受信すれば万事解決なのですが、そうも行かない場合もあります。
例えば「田舎で高齢の親が使用しているiPadにGmailアプリをインストールして、新たにGoogleアカウントを取得して設定する」という作業を、現地へ行かずに遠隔サポートするのは中々に至難の業だと思います。そしてAppleIDとGoogleアカウントの違いを年配者に理解して貰うのも、なかなか高いハードルだと思います。
そこで、zoom招待メールをiCloudが無断で捨ててしまわないようにするための設定方法を以下で説明します。ざっくり言うと、zoom招待アドレスからのメールを特定のフォルダへ振り分けるように設定してあげれば、iCloudに勝手にメールを捨てられることがなくなります。
※ 該当iCloudアカウントへのPCやmacでのログインが必要になります。年配者遠隔サポート時はアカウント情報借りるしかないかも…。
PCやmacからWEB版のiCloud.comにアクセスします。
2段階認証で、iPad等の端末に表示される6桁の数字の入力が求められます。
ログインできたら「メール」をクリックします。
iPhoneやiPadのブラウザからiCloud.comにアクセスすると「メール」は表示されません。
メール振り分け先のフォルダを作成します。
フォルダに分かりやすい適当な名前を付けます。図では「zoom」にしています。
「ルールを選択」の部分は「フォルダへ移動」を選択。
「名前またはメールアドレス」の部分に、zoom招待送信元のメールアドレスを記載。
最下行の振り分け先フォルダは、先ほど作成したフォルダを選択。(図では「zoom」)
設定項目の入力が終わったら「終了」をクリック。
ルール一覧画面に戻るので「終了」をクリックします。
これでzoom招待メールが、作成したフォルダへ自動で振り分けられるようになり、iCloud側で勝手に捨てられることがなくなります!
同様の事象でお困りの方は是非参考にどうぞ。