普段仕事先でネットに繋ぐのに、macのUSB端子にiPhoneを繋げてUSBテザリングをしています。ところが先日iTunes12.3にアップデートした途端にUSB経由でのネット接続ができなくなってしまいました。iPhone側をiOS9にアップデートしても状況は変わりません。まぁUSB接続できなくてもWiFiやBluetooth経由でのテザリングは可能なのですが、何故か昔のアナログモデム並の転送速度になってしまい、全く仕事になりません。
…思い起こせば2年前にもこんな事がありました。
当時はiOS7とiTunes11.1リリース直後で、下記サイトを参考に破損したドライバーファイルをkextユーティリティで修復してました。
■ iTunes 11.1へアップデートしたらUSBテザリングができなくなった
mac版iTunesは大型アップデートの際にドライバー破損を起こすことが多いようです。次回からアップデートの前に必ずドライバーファイルのバックアップを取ることにします。
とりあえず今回は、ネットワーク環境設定画面左のインターフェース一覧から使えなくなった「iPhone USB」を削除して、ドライバーを再生成してから再度追加してみることにします。
まず壊れてると思われるドライバーを削除します。
システム>ライブラリ>Extensions>AppleUsbEthernetHost.kext
をゴミ箱へ。
次にアプリケーションフォルダから一旦iTunesを削除して、webからダウンロードしたiTunesを再インストールしようとしたのですが。。。
ありゃりゃ。YosemiteはiTunes削除できないんですね。
仕方なく上書き再インストールしてみたところ、無事に該当ドライバが新たに生成されました。音楽等のデータはそのまま無事なのでご安心を。
ところが。。
ネットワーク環境設定画面左のインターフェース一覧下方の「+」を押して「iPhone USB」を追加しようとしても、選択肢に現れません!これは困った。
twitterでボヤいてみたところ、見知らぬ親切な御仁がアドバイスをくれました。
@yonemochi うちではiTunes 12.3に更新する前のTime Machineから /System/Library/Extensions/AppleUSBEthernetHost.kext を復旧させると直りました。ご参考まで。
— T. S. (@sbtkyk) 2015, 9月 19
おお!古いドライバーそのまま使えばいいんだ!
早速TimeMachineで前回のバックアップから古いドライバーを拾ってきて、現在の場所に上書きします。先ほどの
システム>ライブラリ>Extensions>AppleUsbEthernetHost.kext
です。
すると…
ネットワーク環境設定画面のインターフェース一覧に追加せずとも勝手に「iPhone USB」が復活しました!しかもインジケーターが緑色!アクティブになっています!!生き返りました!!!
よかった〜(涙)
sbtkykさん、ありがとうございました!