秋の風物詩、macの新OSが今年もリリースされましたね。
iOS同様、macもOSメジャーアップデート直後は不具合がつきものです。プリンタ等周辺機器ドライバーが対応するのもすこし時間がかかりそうですし、実際のインストール作業はまだしばらく控えたほうがよさそうです。
ですが新OSのクリーンインストール方法を検索してみると「一旦上書きインストールしてからリカバリーしなくてはならない」という記事や、ベータテスト版インスール方法の記事しか見当たりません。ここはひとつ、従来通りのクリーンインストール用USBメディア作成方法が通用するのか事前に試してみることにします。
AppStoreからmacOS Sierraを見つけて「ダウンロード」をクリック。
相変わらず進捗バーも何も表示せずに地味にダウンロードが始まりますが、画面上部の「購入済み」タブをクリックすると進捗を確認することが出来ます。
ダウンロードが終了するとこんなウインドウが開きます。続けるをクリックしてしまうと上書きインストールされてしまうので、画面左上メニューの「macOSインストール」→「macOSインストールを終了」をクリックして終了させます。
アプリケーションフォルダに「macOS Sierraインストール.app」というファイルが作成されていることを確認します。とりあえずインストーラーのダウンロードは従来通りの方法でできました。
次に、これをUSBメモリに展開してインストールメディアを作成してみます。
8GB以上のUSBメモリを挿入し、ディスクユーティリティを起動します。
OS X El Capitanからディスクユーティリティが刷新されているので、従来とは画面が異なっています。左ペインで挿入したUSBメモリを選択してから、画面上部の「消去」をクリック。
名前は適当なモノを入れますが、ここで入力した名前を後でターミナルで入力することになるので半角英字の簡単なものがオススメです。ここでは「sierra」にしました。
フォーマットは「OS X 拡張(ジャーナリング)」、方式は「GUIDパーティションマップ」を選択します。ここは従来通り。
sudo /Applications/Install\ macOS\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/sierra --applicationpath /Applications/Install\ macOS\ Sierra.app --nointeraction
ターミナルを起動して上記コマンドを実行。USBメモリ上にインストーラーイメージを展開します。
「/Volumes/sierra」の部分はUSBメモリの名前です。先ほどディスクユーティリティで入力した名前を入れます。
30分くらい放置して「Done.」が出ればインストーラーメディアの完成です。optionキーを押しながらmacを再起動して、起動ディスク選択画面でUSBメモリを選んで画面の指示に従えばクリーンインストール完了です!
macOS Sierraも、どうやらほぼ従来通りの方法でクリーンインストール可能なようです。
・・・でも実はこの部分でドハマリしました。
当初シリコンパワーの「Jewel J06 SP016GBUF3J06V1D」というUSBメモリで作業をしたのですが、「Done」の表示の代わりに「Faild」の文字。インストーラー展開後にマウントに失敗してコケます。
コケるだけならUSBメモリをフォーマットし直して再度インストーラーイメージを展開すればよいのですが、該当のUSBメモリをディスクユーティリティでフォーマットしようとすると↓この有様。
新品未使用の同じUSBメモリをもう一本持っていたので再度試してみましたが、同様の結果で二本とも二度と使用できなくなってしまいました。windows機で様々なメーカーのローレベルフォーマッターを試してみても「書き込み禁止」「アクセス権が無い」と蹴られる始末。
しかし、自宅に同じシリコンパワー製「Marvel M01 SP008GBUF3M01V1B」が使い古しであったので試したところ、あっさりインストーラー作成に成功。どうやらUSBメモリによってインストーラーイメージが展開できたりできなかったりするようです。おっかなくて高いUSBメモリは使えませんね。。