前回の記事でOSX 10.10 Yosemiteのインストーラーの、ディスクイメージを作成しました。今回はこれを実際にVirtualBox上の仮想PCにインストールして、実マシンにインストールするリスクを回避しながら新OSを試用してみたいと思います。
VirtualBoxのインストールについては、ココからダウンロードしてきてインストールするだけなので手順は割愛します。
1.「新規」をクリック
2,仮想PC名を適当に付ける
あとから気がついたのですが、今後ターミナルでこの名前を打ち込むことになるので、ピリオドやスペースは入れないほうがよいです。下記写真で付けた名前は後で書き換える羽目になりました。。
3.メモリを割り当てる
Yosemiteの必要メモリは8GBです。当方の場合は実マシンのメモリが8GBしかないので、5.6GBしか割り当てられませんでした。
4.仮想ハードドライブを作成
仮想マシンに搭載する仮想HDDをこさえます。
5.仮想ハードドライブのファイル形式を選択
無難にVDIにしときます。
6.物理ファイルのタイプを選択
仮想HDD内のデータ量に応じて物理HDD内の容量を増減させるか、固定で一定の容量を確保するかを選択します。固定にしとけば動作は速いですがウン十GBも食うので可変にしといたほうがよいかも。
7.仮想HDDの容量を選択
好きな容量に設定できますが、当然物理HDDの空き容量以下しか設定できません。前項目で可変容量に設定していれば、ここで設定した容量にかかわらず最初は小さな物理容量しか食いません。
8.仮想HDD作成を実行
しばらく待ちます。固定容量にすると作成に少々時間がかかります。
9.仮想HDD完成!
まだ空っぽの仮想HDDができました。今度は仮想マシンの設定を行うので歯車をクリック。
10.仮想マザーボードの設定
「システム」→「マザーボード」タブをクリック。起動順序をCD→HDDに設定してFDD等はOFFに。チップセットは「PIIX3」を選択。「EFIを有効化」にチェックが入っていることを確認します。
11.プロセッサー設定
「プロセッサー」タブをクリック。プロセッサー数を4に設定。「PAE/NXを有効化」にチェック。
12.仮想CDドライブの設定
「ストレージ」タブをクリックして、仮想CDドライブに前回の記事で作成した仮想インストールディスクを挿入します。左のCDのアイコン①をクリックすると右側にCD選択画面が表示されるので右側のCDアイコン②をクリック。選択画面で前回作成したインストーラーディスクイメージを選択します。
13.いよいよ仮想PC起動!!
さぁ仮想マシンが完成しました!いよいよ緊張の初起動です!起動ボタンをポチッとな。
14.起動失敗。。
仮想メモリが動作要件を大幅に下回ってるので起動に結構時間がかかります。そして、何だかエラー吐いて固まりました。。ブルートゥースコントローラトランスポートが欠落しとるとかなんとかゆってるので、どないせーっちゅってるのかGoogle先生に訊いてみます。
15.仮想プロセッサー調整
GitHubに対処法が見つかったので実践してみます。仮想PC画面の左上の赤丸をクリックしてを強制終了させてから、ターミナルを立ち上げて下記コマンドを入力します。(YourVM)の所は、手順2で付けた名前に置き換えて入力します。
VBoxManage modifyvm ’(YourVM)’ –cpuidset 1 000206a7 02100800 1fbae3bf bfebfbff
16.気を取り直して再び起動!
所々固まりつつもなんとかインストーラが起動しました!日本語を選択して(→)をクリック!
17.ディスクユーティリティを起動
「続ける」を押したい気分ですが、ぐっとこらえて画面上部のユーティリティをクリックして、プルダウンメニューからディスクユーティリティを選択。
18.仮想HDDのフォーマット
左ペインでVBOX HARDDISKを選択、右ペインで「消去」タブを選び、画面下の「消去…」ボタンをクリック。
19.仮想HDDフォーマット実行
ちょっと物騒な画面が出ますが、仮想HDDなので安心して「消去」をクリック。
20.ディスクユーティリティ終了
無事にフォーマットが終わったら画面上部の「ディスクユーティリティ」メニューから「終了」を選んで画面を抜けます。
21.インストール実行!
戻った画面で「続ける」を押すと、今フォーマットした仮想HDDが表示されるので、選択して「続ける」をクリック。
残り約15分とか言ってますが実際は50分位かかります。
22.仮想Yosemite完成!!
インストール終了後、アカウント設定をすれば完成です!
でもやっぱりメモリ足りなくてカクカクするなぁ。。
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