Macbook ProのHDD交換の続きです。
前回無事に故障HDDからのデータ救出に成功したので、今回は新HDDへの交換とリカバリーです。
持ち主に、元通りの500GBと、2倍の1TBと購入差額が¥1,400だけどどうする?と訊いたところ1TBにしたいとの事。
というわけで選んだのは東芝のMQ01ABD100。元々ついてたHDDと同じくSATA2規格です。SSDはさすがにまだ高かった。。
古いHDDの4隅にマウンタに引っ掛けるための頭のでっぱったネジがついてますので、新HDDに移植します。
Macbookシリーズは何故か昔からHDDマウンタに特殊なネジを使ってますね。Mackbook Late2007のHDD換装の時と同様、T7のトルクスレンチが必要になります。
HDDマウンタのネジ以外は超シンプルな親切設計。
ちゃんと半透明のプルタブも移植しときます。
裏面カバーのネジは普通の精密プラスネジですが、実は各所微妙に長さが違いました。元のはまっていた場所を忘れないようにしときましょう。
試しにHDD空っぽのままで電源を入れてみます。
当然ながらリカバリーパーティションもなにも入ってないので、ハテナマークが出るだけですね。
これがwindowsマシンだったら、リカバリーディスクもないのに一体どうやってOSを再インストールしようか頭を抱えるトコロですが、macは違います。
なんとオンラインでリカバリーできちゃうのです!
という訳で一旦電源を切り、Optionキーを押しながら再度電源を入れます。
すると、こんな画面になります。
有線LANでネットに繋がっていれば「internet Recovery」をクリックします。WiFi経由でネットに繋げる場合は、下の「Choose Network…」をクリックしてSSID等を指定してやります。
すると地球が回り出し、自動でリカバリーシステムのダウンロードが始まります。12MのCATV回線でたった6分ほどでダウンロード完了。
ダウンロードが完了するとリカバリーシステムが勝手に立ち上がり、ようこそ画面が出ます。日本語を選択すると・・・
ユーティリティが立ち上がって来ます。
まずはOSのクリーンインストールをするので、2番目の「Mac OS Xをインストール」を選んで「続ける」をクリックします。
でも、あれ?
よく見ると「Lionを新しく設定/インストールします。」って言ってますね。
ありゃ、やっぱりOSX 10.7 Lionでした。
このmacをお預かりしたときはリカバリーパーティションに「復旧 – 10.9」と名前がついていたのでOSX 10.9 Mavericksがインストールされていた模様なのですが、オンラインリカバリーといえども最新OSにしてくれる訳ではないようです。販売時のOSに戻されちゃうのですね。
とりあえず「続ける」→使用許諾に「同意する」をクリック。
あれれ?インストール先ディスクが表示されません。
あ!そうか!HDDをまだフォーマットしてませんでした。。
慌てて「戻る」をクリックして、ユーティリティ画面から「ディスクユーティリティ」を起動します。
左上の「1TB TOSHIBA…」を選んで、右画面上の「消去」をクリックします。物騒な名前ですが、macのディスクフォーマットはこの消去画面から実行します。そして「名前」の欄に入れた内容がパーティションのボリューム名になります。
入力したら右下の「消去…」をクリック。
大容量ですが、数十秒でさくっとフォーマットが終了します。
左上に「Macintosh HD」と、新ボリューム名が表示されていることを確認してウィンドウを閉じます。
再びOSXのインストール画面に進むと、今度は新しいディスクが表示されました。選択して「インストール」をクリック。
うわ!OS本体のダウンロードに3時間!
あきらめて今日はこのまま寝ることにします。。
翌朝、無事にダウンロードが終わった模様です。
インストールが終わったら自動で再起動して、購入時の状態に戻りました!
さて、この先はapple ID等のアカウント情報の入力を含む初期設定作業となります。ユーザーフォルダの復元はアカウント情報入力後になってしまうけど、どうしよう?この状態で持ち主に戻すべきか悩みます。むき出しの3.5inchのHDDとSATA→USBアダプターを貸し出されても困るだろうし。。
それに、この際だから最新OSをクリーンインストールしてあげたいですしね。
持ち主に相談することにして、今日も一旦作業終了です。
その3へ続く。
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