Eco-Worthy280AHを使って7万円台で自作する3,584Wh級ポータブル電源

ECO-WORTHY 280AH リン酸鉄リチウムバッテリー

青森・山梨と大きめ地震が続いて台風がダブルで直撃するなど、今年もいよいよ災害シーズンがやってきましたね。

GW前に北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表された時に、久しぶりにAmazonのリン酸鉄リチウムバッテリー相場を眺めていたら、とてもコスパの良さそうな製品を発見しました!

なんとGW前時点で5万円ポッキリ!Keepaで価格履歴を確認しても過去最安値でした。
現在はスマホアプリ対応BMS搭載バージョンにマイナーチェンジして少し値上がりしています。

過去に生セルから自作した100Ahバッテリーは、バッテリー部分のみの制作コストが34,940円。Eco-Worthy 280AHの同容量あたりの単価は17,857円!半額近い容量単価です!

電力ブラックアウトに備えて購入すべく、色々調査してみることにしました。

他社製品と比べてみる

Eco-Worthyも昔からソーラーパネルは販売していましたが、リチウムバッテリーに関しては後発だったように思います。

リチウムバッテリーメーカーで昔から実績がある有名所は、「Renogy」と「Li Time(旧Ampere Time)」の2社でした。

両社で容量の近いものは以下の製品になりますが、倍くらいの値段がします。

口コミやYouTubeのレビュー等も見てみましたが、これら先発組のものと比べてEco-Worthyのバッテリーもそんなに遜色は無いように見えます。しかしワット容量あたりの単価は倍近い差があり、Eco-Worthyのほうがコスパは抜群です。

めっちゃ安いのですが世界的にメジャーなメーカーではあるので、他の謎メーカーのバッテリーに比べてSNSやYouTube上に購入者のレビュー情報を豊富に確認することができます。

中身の構造も見てみる

YouTubeの海外レビュー動画で分解しているものはないかと探していたら、なんとオフィシャルチャンネルで分解動画を公開していました。

樹脂ケース中のバッテリーセルは2mm厚の鉄製シャーシで巻かれ、しっかり膨張・爆発への対策がされていました。BMSにはゴツいアルミヒートシンクが装着され、バッテリーセルと間隔を開けて熱が伝わらないよう工夫されています。これなら安心!

遂にポチってみた

佐川急便で30kgぐらいのメッチャ重い箱が届きました。ベコベコだけど大丈夫かな?

開梱してみると分厚い緩衝材で梱包されており、製品にダメージはありませんでした。
取扱説明書の他に、ターミナルへケーブルを固定するためのM8ネジが同梱されていました。

充電してみる

到着したバッテリーの電圧を早速測ってみると13.35Vでした。

取説のSOC表でみてみると80%充電状態のようです。13.46Vで満充電とのこと。

充電器代わりの安定化電源で、14Vを入力してみます。あんまり急激に電気入れると安定化電源の方が熱を持って故障しそうで怖いので、6.4Aくらいでゆっくりジワジワ充電してみます。

2日後、気付くとバッテリー内蔵BMSの過充電保護機能が働いて充電がストップしていました。充電停止後しばらく経ってから気がついたようで、電圧は13.45Vに落ち着いていました。コレで満タンですね。

インバーターを繋いでみる

5年前に1,280Whポータブル電源を自作した時に使用した、2000Wインバーターを繋いでみました。

2000W出力しようと思ったら156Aくらいの電流が流れるので、本来であれば38SQのケーブルが必要なのですが、とりあえず家にあった14SQのケーブルを2本束ねたケーブルで代用します。

安全面を考慮してヒューズやキルスイッチも接続したいところですが、さしあたっては直付けで・・・。

1200Wの電気ケトルでテスト稼働

手っ取り早く大電力を取り出すのに電気ケトルを使ってみます。ポチッとな。

インバーターの冷却ファンが唸りを上げます!線が細いので電圧降下がひどいですね。

バッテリーからインバーターに128.8Aもの電流が吸い出されています!
バッテリーから吸い出されている電力は128.8A × 12.1V = 1,558.48W
電気ケトルが定格1200Wなので、インバーターの変換効率約77%と言ったところでしょうか。

簡易大容量ポータブル電源完成!

3,584Whの大容量バッテリーに2000Wインバーターを直付けしただけの、簡易的なポータブル電源を急ごしらえすることができました!

常用するにはヒューズや遮断器といった安全装置や、残容量を確認するためのシャントメーターやBluetoothシャントが欲しいところですね…

まぁでもとりあえず既製品で同容量の↑を買うと36万円くらいするので…災害対策で最安でこしらえるなら、こんな大容量ポータブル電源はいかがでしょうか?