前回の記事で、氷点下冬キャンプの暖房は撤収のことを考えるとやっぱり薪ストーブが良さそうだという結論になりました。
でも、アウトドア用薪ストーブってどれもお高いんですよね…。
軽量なステンレス製で、折りたたんでキャリーバッグ一つで持ち運べるのは良いのですが、なんと実売価格6万近くします。人気で品薄なので10万以上する高額転売品も出回る始末。
テントの壁が煙突の熱で溶けないようにするには、別売りの二重煙突も一緒に購入する必要があります。独自の太さの煙突を使用しているためホームセンターで安価に売っている汎用パーツも流用できません。それに40cmを超える長めの薪はのこぎりで切らなければ入らなかったりと、なかなか面倒臭そうです。
そんな中、CAPTAIN STAGより格安薪ストーブ「UG-75」が発売されていました!
人気のテンマクデザインやウィンナーウェルのものと比べると、鉄製で大きく重いです。それでも、付属のキャリーバッグに収まりギリギリ片手で運べる範囲です。
そして煙突の太さが100mmなので、ホームセンターで入手出来る一般的な煙突パーツが流用できます。炉内も広く、市販の薪で長めの物も入らないということはありません。
何より安い!見つけた時は実勢価格2万3千円台でした。アマゾンか楽天のアフィポイントが貯まるのを気長に待っていたら品薄になってどんどん値上がりしてきたので慌ててポチりました。
薪ストーブを焚いていると時々薪がパチパチっとはぜます。その瞬間煙突から火の粉が飛び出して行くのですが、コレが大きかったりすると自分や周囲のテントに穴を開けたり、落ち葉の上に飛んでいって火事になったりする危険があります。
それを防止するために、アウトドア用薪ストーブの煙突の多くには上記写真のような「スパークアレスター」という火の粉止めの網がついています。
ところがキャプテンスタッグ格安薪ストーブの煙突はと言うと…
もうね、火の粉を止める気が全くなさそうなガバガバの穴が開いています。いくら火の粉に強いポリコットン素材のテントを使っていても、これじゃぁ周囲の被害が気になっておちおち幕内でぬくまってられません。
購入した他の人はどうしてるのだろうと思ってググってみると、どうやらホームセンターでステンレスメッシュを購入して加工し、煙突の中に仕込んだり上からかぶせたりされているようです。
そこで今回は、ダイソーの100均グッズの中で使えそうなものを流用してみることにしました!
ありましたよ直径が丁度100mmのステンレスざる!
早速こいつを買って帰って煙突内に詰め込んでみましょう!わし天才かも。
そのままでは枠が大きすぎて煙突にハマらなかったので、ニッパーやペンチを駆使して枠をはずしてみます。
そして試しにこのあたりに嵌め込んで、煙突を組み立ててみましょう。
「ストン!」
・・・ん?今の何の音?
・・・・。
気を取り直して、今度は一番径が細くなっている煙突のてっぺん付近に取り付けてみましょう。
・・・・・・。
気を取り直してもうちょっと径の大きいヤツで試してみましょう!!
直径11.8cmと、ちょっと煙突より太いんですが、こいつをギュウギュウにすぼめて煙突内に押し込めば落っこちて来ない筈!!
枠を外したら広がってきちゃったけど大丈夫かな・・・
広がってしまったザルを両手でギュッとすぼめてみたら、ここまではすんなり入りました。が、コレ以上はワイヤーが手に刺さって痛い・・・。
焚き火用の革手袋を装備して煙突内にギュウギュウ押し込めたところ無事に収まりました!!
これ以上押し込むと、目詰まりを掃除するときにザルを取り出せなくなるのでこれくらいにしておきましょう。
次回は煙突の熱からテントを保護する幕よけ煙突ガードを製作して、耐熱塗料の焼き付け作業がてら試運転をしてみたいと思います。
乞うご期待!!
その後実戦投入してみたところ、ナラ材の薪2束目燃焼中にテント内に煙充満!慌てて煙突引っこ抜いてダイソーのザルを取り外してみたところ目詰まり起こしてました。今度はもうちょっと目の荒い、キャンドゥの排水溝フィルターとかで再度作ってみようかと思います。COチェッカーはまだ43ppm表示でした。