以前に本革iPhoneカバー製作記事を掲載してから丁度丸4年が経過しました。
当時はオレンジがかった栗色だった革もすっかりダークブラウンになりました。
今回は4年目本革iPhoneカバーの、エイジング具合とメンテナンスについての記録です。
色は思ったより早いうちに黒っぽくなって落ち着きました。
当時カナリヤで「ピアノレザー」という名前が貼られてワゴンに積んであった革です。
特にオイルやクリーム等でのお手入れはしていません。毎日手にするものなので意識せずとも手指から油分も水分も十分に補給されているようです。
HUKUROとかの栃木レザーに芯材なしの製品は、新品時は床面の風合いがとても良いのですが、経年とともにフリップ部分がヨレヨレになってしまいます。
製作時たまたま廃材の150μm熱加工済みラミネートフィルムがあったので、芯材として利用してみましたが大正解でした。4年経っても適度なハリを保っています。
ビニモMBT5番のベージュで縫っていますが、角は擦り切れてしまいました。
テントとか鞄とか縫う糸なんですけどねー。
色の変化はそんなにありません。
コバはコバスーパーを塗布し乾燥後、1000番のペーパーでさっと艶を消してますが、他より厚みのないこの部分はボロボロになってしまいました。
バイカーズウォレットみたいなレイヤーを貼ったほうが良かったかもしれません。カメラへ干渉するかもですが。
金メッキは剥げてしまいましたが…
真鍮部分が露出して古銅色っぽい良い感じになってきました。
一番経年劣化が激しいのは、インナーケースに使用している100均ソフトカバーでした。
当初透明だったのですがだんだん茶色くなってきました。
そしてここ最近急激に、ボロボロとちぎれて崩壊を始めました。
消耗品と割り切って、同じものを100均に探しに行ったのですが、もうiPhoone8以降用しか売って無くてビックリしました。
まぁ共通サイズなのかもしれませんが。
カシメを外して…
外れました。うへぇ!粘着テープが溶けてネチャネチャする!
エタノールで糊跡を綺麗に拭き取って…
新しい両面テープとカシメで、新しいインナーソフトケースを固定!
まだまだ使える感じに蘇りました!
インナーケースを替えて他機種iPhoneケースの製作をお考えの方、エイジングとメンテナンスのご参考にどうぞ!