この記事は2015年1月時点の情報です。
※2016年5月2日追記:
virtualboxへのwindows10(正式版)インストール方法について検索して来られる方が増えてまいりましたので、別途記事を作成致しました。
いやぁ、先週のMicrosoftの発表会はすごかったみたいですね。
Windows10だけの発表だと思ってたら、現実空間にホログラム投影して3D操作できるメガネ型PCの実働品デモまでやってたそうで、もうすっかりSFの世界だなーと感慨ひとしおでした。
そんなメガネ型PC「Hololens」にも搭載される予定のwindows10ですが、早くも週末にはテクニカルプレビュー版が公開されておりました。
という訳で、早速Mac上に仮想PCこさえてインストールしてみることにします。
まずはインストーラーを入手します。Microsoftのインサイダープログラムのページヘ行き「Get Started」をクリック。
Microsoftのアカウントにサインインします。HotmailとかOutlook.comとかのアカウントでOK。
ようこそ画面が出るので「Continue」をクリック。
インストールの前準備説明画面になるので画面の下の方へスクロール。
「Get the preview」をクリック。
「Get the ISO files」をクリック。
ダウンロード画面に行くので、画面下方へスクロールします。
ダウンロードリンクの中から「Japanese」をクリック。
クリックすると画面が開いて64bit版と32bit版の選択画面になるので、「x64」と書かれた方の「Download」をクリック。これでようやくインストールディスクイメージのダウンロードが始まります。環境にもよりますがダウンロードには数時間かかりますので、このまま放っておきます。
数時間後、ダウンロード完了したインストールファイルが破損してないか一応確認しておきます。(割愛可)ターミナルを立ち上げて、インストールファイルが置いてあるフォルダへ移動して下記コマンドを実行します。
openssl sha1 Windows10_TechnicalPreview_x64_JA-JP_9926.iso
結果吐き出されたハッシュ値を、ダウンロードページに表記されたものと比較します。大文字小文字は関係ありません。値が違っていれば途中でダウンロードに失敗してファイルが壊れていますので、消して再度ダウンロードし直しましょう。
ハッシュ値が問題なければ、いよいよ仮想PCを作成します。VirtualBOXを立ち上げて「新規」をクリック。
仮想PCに適当に名前をつけて、タイプを選びます。「Microsoft Windows」で「Windows8.1(64bit)」を選択しておけばOK。
メモリーサイズは2Gもあれば快適に動きます。
「仮想ハードドライブを作成する」を選択します。
ファイルタイプは「VDI」を選択。
「固定サイズ」を選択。別に可変でもOKです。
仮想ハードディスクの容量はお好きなサイズを選びます。25GBもあればいいかな?
仮想PCができたので、マシンの設定をします。「設定」をクリック。
「ストレージ」をクリック。
左ペインの「空」と書かれたCDのアイコンをクリック。
画面右側にCDのアイコンが出るのでクリック。
「仮想CD/DVDディスクファイルの選択」をクリック。
先程ダウンロードしたISOファイルを選択して「オープン」をクリック。
これで仮想PCの設定が終わりました。いよいよ「起動」をクリックします。
おなじみのインストール画面が出るのでどんどん進みます。
インストールの種類は「カスタム」を選択します。
次へ、次へとどんどん進むと再起動がかかります。
面倒なので「簡単設定を使う」を選択。
アカウントを認証します。ネット繋がるようにしときましょう。
暫く待たされて…
Windows10が起動しました!
なんかwin8.1とあまり変わり映えしませんね…。
スタートボタンの右に検索窓が付いたくらい。
でも、スタートボタンをクリックした時の挙動は今までと違います。xpから慣れ親しんだスタートメニューと、win8で物議を醸したタッチ操作用タイルメニューがうまいこと統合されています。
スタートメニュー右上のこのアイコンを試しにクリックしてみると…
タイルメニューが全画面表示されます。タッチ操作のモバイル端末はこの方が使いやすそうですね。同じOSを異なるデバイスで画面をカスタマイズしながら使う設計みたいです。
Windows10からはInternet Explorerが廃止され、代わりにspartanというコードネームで開発中の新ブラウザーが搭載されるとのことでしたが、テクニカルプレビュー版ではまだIEが搭載されていました。
フォルダアイコンはデザインが一新されていました。線が太く色の濃いデザインは、Hololensで現実空間にホログラム投影した際の視認性を良くするためかもしれませんね。
仮想PCインストール後は仮想ドライブにインストーラーディスクイメージが入ったままになっており、このままシャットダウンするとまたインストーラーが動いてしまいます。初回起動時はシャットダウン前に忘れず仮想ディスクを取り出しておきましょう。CDのアイコンをクリックして「仮想ドライブからディスクを除去」をクリックすれば取り出されます。ISOファイルが削除されてしまうわけではないのでご安心を。
シャットダウンもスタートメニューからできるようになりました。
今回のバージョンアップは地味であまり変わり映えがしないように見えますが、PC画面でマウス操作する分にはだいぶ使いやすくなっていると感じました。
あとはHololensが発売開始されたあと、当然マウスともタッチスクリーンとも違う操作になると思われますが現実空間にどんなインターフェースが投影されるようになるのかが楽しみです。
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