いよいよ完成編です。
一般的にバイカーズウォレットといえば、ジーンズ屋のレジ横のガラスケースに入っているようなぶ厚いサドルレザーでできた重量級のものがほとんど。しかし今回の物は薄め柔らかめ素材を使用して軽量に作っているために、どうも表革のペラペラ感が否めません。そこで装飾を兼ねてレイヤーをあてがい、適度なハリと厚みを持たせることにします。
イラストレーターで図面を引いて…
オリジナル型紙を作って追加のパーツを切り出します。
仮置きして雰囲気を確認してみると、いい感じ。
接着剤で貼り付けたら縫い線を引いて…
縫い付けます。今日はミシンのご機嫌が良いようで順調です。
ボタン取付部は開閉時かなりの負荷がかかるので補強します。
ジャンパーホックを取り付けます。
が、このままだと裏側の金具で小銭入れ部分が傷つくので…
裏面に当て革を貼っておきます。
札入れ接合部もかなり負荷がかかるので、カシメ金具で補強します。ポンチで3mmの穴を開けて…
真鍮製の小カシメを、自動車ボディ仕上げ用極細目コンパウンドで磨いて金メッキみたいにピカピカにします。
磨いたカシメを打ち込むとこんな感じ。
チェーンやヒモを付けるためのハトメも真鍮のものを磨いて付けます。
そして最後にコンチョ!
鷲のマークのハーフダラー硬貨が大きくてかっこいいかなーとも思いましたが、ここは他との差別化を図って以前ヤフオクで落札していた昭和13年の旧大日本帝国一銭銅貨のコンチョを付けました。
ここはネジ1本でいつでも交換できるしね。
やっと完成です!!!
いやぁ長い道のりだった!!!めっちゃ達成感。
いま、劇的ビフォーアフターのBGMが延々脳内再生されています。
ちょっと自分用にも欲しくなってきました。
GWになったらまた家に篭って作ろうかな?
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