正月休みの製作第2弾は、いきなりバイカーズウォレットに初挑戦です。
google先生に型紙を探してもらって↓ココでPDFをDLしてきました。
上記サイトに親切に作り方も解説されていたので参考にしつつ、素材が違うので少々アレンジしてみることにします。
今回使用したのはややツヤのある芯通し染めの牛オイルプルアップレザー。かなりブラックに近い焦茶ですが、折り曲げたところの色が薄くなって微かにシルバーっぽく輝く渋いメンズ向けな革です。札幌麻生商店で一目惚れして、初めて思い切って半裁で購入した物。
プリントした型紙はボール紙に貼って裁断し、材料の上に無駄が出ないように並べます。
ボール紙を定規にして銀ペンで印を付けて…
柔らかめの素材なのでハサミで大まかに粗裁ちします。
切断面をぴったり揃えるため、革を貼りあわせた後にカッターで本裁ちする予定。
今回の素材は床面が結構ボソボソなのでキチンと床面処理することにします。まずは接着予定部分に処理剤が付かないように端をテープでマスキング。
トコノールを塗ってガラス板で数分間ゴシゴシこするとボソボソがこんなにピカピカスベスベになります。冬でも汗だく!
マスキングテープをはがすとこんな感じ。床面処理前後の違いがくっきりわかります。
ファスナーを縫いつけたら磨けなくなってしまう小銭入れ開口部のコバも最初に磨いておきます。
開口部の仕上げが終わったら一旦2つに折りたたんで、接合部の革を重ねた状態で端を切り揃えます。こうすることで接合後に切り口の形が合わずコバがガタガタになることを防ぎます。
ちなみに直線部はオルファの別裁ち、アール部分はオルファの黒刃カッター使用。
ファスナーの歯をニッパーで1つづつちぎって長さを調節し、端を専用金具でカシメます。カシメ金具が米粒くらいの大きさなので無くしそう!布部分の長さをハサミで切り揃えたら、ホツレないように端をライターで軽く炙って溶かします。ジャストサイズのファスナーが完成したら裏側からゴムのりで接着!
裏返して確認してみると、ジャストサイズ。大丈夫そうです。
ファスナーの周りをぐるっとミシンで縫います。使用している糸はビニモMBTの5番。針はオルガンのナイフ針23番。
ここで早めに刻印を入れておきます。
小銭入れの下ごしらえが終わったところで製作1日目終了。
ここまでで既に10時間ほど経過。
初めてで手探り中とはいえ、本物の職人だったら時間かかりすぎだって親方に怒られるトコロですね。
まだまだ先は長い!
続く
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