ASTERISK WORKS

中華androidカーナビPumpkin RQ0278がやってきた

2017年1月10日
 
16495 views

最近車に乗っていると、時折車内に「ジジーーッ!」という異音が鳴り響くのです。何の音だろうと不思議に思っていたのですが、カーナビの画面が時々ブラックアウトするようになってやっと原因に気づきました。

 

 

助手席下に設置された15年もののカーナビ本体。ウチの車は3ドアなので、後部座席に人が乗るときはここを跨いで乗り込まなければならないのですが・・・

 

 

乗車時気付かず雪の着いたブーツで踏み付けられる事が多かったので、フロントパネルなどとうの昔に砕け散ってDVDドライブが剥き出しになっています。いままで15年もよく無事に稼働してくれていたものです。

 

 

iMac風スケルトン家電が流行った90年代のカーステも、今や壊れてラジオしか鳴りません。当初はcarozzeriaあたりの安い1DINカーステに買い替えようと思ったのですが、スマホとBluetooth接続できるものは2万円以上します。

 

 

 

 

Amazonを見ているとカーナビ・カーステ全部入りの中華androidヘッドユニットが似たような値段で売られているので、どうせならいろいろカスタマイズして遊べそうなこちらを購入してみることにしました。PUMPKINのRQ0278というヘッドユニットです。現時点でandroid 5.1 Lolipop搭載でRAMが2GBあるのはこの機種だけだったので、他よりサクサク動いてくれるであろうと考え選定しました。

 

 

届いた筐体は、故障の元となる回転系ドライブを一切積んでいないモデルなので、空っぽじゃないかと思うほど軽くて驚きました。奥行きも132mmと浅め。一方、フロントフェイスは180mm × 104mmと、トヨタの1DINサイズより少し大きいので無加工で収まるか心配です。まぁイザとなったらインパネ削る覚悟はしてます。

 

 

筐体を裏返してみると、右下には欧州車仕様の16ピンISO規格コネクター(黒色)、左下には見たことない60ピンコネクター(白色)があります。GPSアンテナ端子やラジオのアンテナ端子の他、なんとWiFiアンテナや3Gアンテナ(simカードを刺すハーネスも付属)、USBコネクター(しかも前後4つ!)まであります。こりゃちょっとしたPC端末ですね。

 

 

見たことない60ピンコネクター用に専用のハーネスが付属しており、ここに映像・音声入出力用のRCAピンコネクターを接続していくようです。線一本一本に丁寧に日本語で何のケーブルなのか解説が書かれたシールが貼られています。ISOコネクター側に割り当てられていないバックモニター用の線等はこちらへ繋げば良いようです。

 

 

 

筐体の天板には16ピンISOコネクターと60ピン独自コネクターの内容一覧が印字されていました。あとはこいつを見ながら結線して行けばなんとかなりそうです。

 

一方、トヨタ・ダイハツ車のカーステのコネクターは10ピンと6ピンの独自コネクターです。

 

 

 

 

欧州車用ISO規格コネクターとトヨタ規格コネクターを繋ぐハーネスを買うと3〜4千円もしてバカバカしいので自作します。

 

 

 

 

左がナビに付属のISOケーブル、右が古いカーステから引っこ抜いた接続ケーブル。

 

 

両方ぶった切って・・・

 

 

地道に一本づつ移植します。時給3千円(ハーネス代)だと思えば頑張れます。コネクター形状は違えど、ケーブルの色は共通なのでとても探しやすかったです。

 

 

車に積んでスマホでテザリング接続する前に、まずは家のWiFiに繋いで色々ダウンロード・設定しておきます。そのために適当な12Vの家庭用DCアダプターを繋ぎます。こいつの消費電力が分からないので余裕を見て、とりあえず今回は容量2Aのを用意しました。電源のプラス線を取り出し3つに分岐し、それぞれをバッテリー電源、ACC電源、イルミネーション電源の3箇所に繋ぎます。具体的には付属の16ピンISOコネクターの32番(黄色の線)、34番(赤い線)、35番(橙色の線)に繋ぎます。電源のマイナス側を36番(黒い線)に繋いだら・・・

 

 

待つこと2〜30秒くらいでナビが起動しました!

中身はandroid端末なので、壁紙も自由に変更できるようです。早速家のWiFiに繋いで、良さげなライブ壁紙をダウンロードしまくります。

 

 

当然GoogleMapアプリも動きます。Yahoo!カーナビ等、他のスマホ用ナビアプリも動きます。オフラインでも動くものを含めて何本かインストールしておきました。

 

 

AppleMusicやAWA等の聴き放題系音楽アプリも動きます。もう故障の元になるCDなんて要りませんね。USBメモリやSDカードに入れたMP3や動画も視聴できるようです。

スマホとBluetooth接続して、スマホ内の曲をカーステで流すこともできます。ちょっと前までのBluetoothレシーバーは高音域がガサガサに割れて酷い音質でしたが、このナビはA2DPという高音質転送規格に対応しているのでとてもキレイな音で鳴ります。

 

 

このナビの難点は、画面のふちが高いために文字入力時に画面の端のキーが押しにくいこと。でもフロントパネル側にもUSB端子があり、試しにキーボードを繋いだら普通に使えました。車用に小さいキーボード積んでおくと、ナビの住所入力や音楽アプリの曲検索がしやすくなるかもしれません。音声入力もできるのであまり意味ないかもですが。。

 

 

ひととおりの設定やダウンロード作業を終え、自作ハーネスと入出力端子を取り付けます。後々バックモニターやドラレコ用WEBカメラ、ワンセグチューナーを繋ぎたくなった時にいちいち取り外すのが面倒くさいので、外部入力端子にはあらかじめひととおりケーブルだけ取り付けておきました。おかげでひどいケーブルの量です。インパネに収まるか不安・・・

 

 

 

インパネを剥がす時に内装を傷つけないように、プラスチック製の内張り剥がしを用意します。

 

 

ウチのカミさんの車はランドクルーザープラドの90系(KZJ90W)です。写真は既にインパネを剥がした後ですが、丸印の部分にツメがはまる穴が6ヶ所開いているのがわかります。先程の内張り剥がしをこの部分のスキマに差し込んで、ツメを引き抜くように引っ張ればパネルが外れます。時計やハザードスイッチ等のケーブルが繋がっているので、コネクターをすべて外してやります。

 

 

ここが古いカーステの付いていた2DINスロットです。2本の青いコネクタがトヨタ規格のオーディオコネクターなので、ここに先程自作したISO→トヨタ変換ハーネスを繋いでやればOK!残りのケーブルは奥のスキマに適当にねじ込んで、映像・音声入出力端子はあとで色々繋げられるように助手席の足元から引っ張り出しておきます。

 

 

GPSアンテナは助手席前のダッシュボードに両面テープで固定し、助手席ドアを開けてこのスキマからインパネの中に通します。グローブボックスを外して奥に手を突っ込むとケーブルが掴めるので、引っ張ってナビの後ろへ接続してやります。

 

 

コネクター類を接続したら、本格的に固定する前に一旦エンジンを掛けて起動テストをします。あらかじめカスタマイズしておいた起動画面が無事に現れてちょっと一安心の瞬間。

 

 

「設定」→「工場出荷設定」の画面でパスワード「3368」と入力すると、メーカーロゴを選ぶこともできます。起動画面をメーカーロゴにするとちょっと純正ナビっぽいかも。

 

 

インパネとの干渉具合を見ながら、付属の金具の取り付け位置を色々試してみます。試行錯誤の結果、ウチの車ではこの写真の位置が高さと奥行きのベストポジションでした。

 

 

取り付けネジを緩めにつけて、インパネをかぶせながら左右の位置を微調整します。左側のボリュームツマミがひっかかるので割りと右寄りに付けたほうが良いです。

 

 

位置が決まったら、ドキドキしながらインパネをグッと押し込んではめ込みます。

おお!!ピッタリ!

ナビのフロントパネルがインパネ開口部より大きいのでインパネを5mmくらい削る覚悟をしてましたが、ボリュームつまみ以外はインパネの奥に引っ込めた状態にしておけば何の問題もありませんでした。

 

格安の中国メーカー製ということもあり品質面で色々心配していましたが、メニュー表示も全て日本語化されており全く問題ありませんでした。(マニュアルは英語)

 

よく考えてみたら国内ブランドの製品だって殆ど中国等の工場で生産しているので中身はあんまり変わらないかもです。値段は一桁違うけど。

 

 

2017年8月追記

 

その後pumpkinより、同じRAM2GBでAndroid7.1搭載モデルも出たようです。

 

 

 

 

同じく中華androidナビメーカーのXTRONSからは、RAM2GBで8コアモデルも出ているようです。

 

 

 

広告