革の裏側のザラザラの面は床面というそうです。これをそのままにしておくのも素朴で良いのですが、ボソボソしてゴミが出たり、顔料を塗ったところがトゲトゲしたりします。そこで一般的には床面処理剤というものを使って革の裏側をすべすべにします。トコノールとかCMCとかいろんな製品があります。
そんな中から今回は、革のお師匠お勧めで単価も安いCMCという処理剤を使ってみたいと思います。処理剤と言ってもカルメロースという食品にも使われている材料らしいです。
3g測って200ccの熱湯で溶くらしいです。
なんかめっちゃ、ダマになる!
半日ほど寝かせるとのことなので、一晩ほっといたら綺麗にジェル状になりました。
これを革の床面に塗ってガラス板でこするとツルツルになるとのことなので、試しに先日のIDケース製作時に余った革に塗ってみます。ガラス板がないのでコップの底で代用。
左が処理済み、右が未処理。ボソボソしなくなりました。
折角なので、CMCの実験に使った革でカミさんのスマホホルダーをこしらえてみました。鞄に電話をしまいこんで着信に気付いてくれないので、これを使って鞄の外にぶら下げてもらおうという作戦。
無事に喜んで使ってもらえるかな?